金言-34:毎日創業

1)オーナー: グローバル企業のCEO

2)一葉落ちて天下の秋を知る
紅葉が一枚落ちたくらいの些細なことにも、それを兆しとして正しく認識すれば大勢を知ることができます。ビジネス環境がハイスピードで変化しています。その変化をいち早くとらえて迅速に対応しないと負け組みになってしまいます。

3)壊さなければ新しいものは生まれない。
復活と創造のためには、破壊も必要です。ヒナは、今まで守ってくれていた卵の殻を破らなければ、孵りません。スタートアップの会社にとっては「第二の創業」です。
いままでの限界を超えていくためには、改革というより創造的な破壊が必要です。それには痛みがともないます。(ある島国のライオンヘアが同じようなことをいっていました)

昔、中国史の授業で学んだ、「天下大乱、新仏出現」というスローガンを掲げて、クーデターを起こした集団のことを思い出しました。一匹のネズミに率いられた百頭のライオンより、一頭のライオンに率いられた百匹のネズミの群れの方が強いそうです。このライオンが落葉の兆しを見て、創造のための破壊に着手しました。

4)毎日創業
今までの限界性と弱点を指摘し、レガシーシステム(既存のやり方)をリストラすることにより、「第二の創業」をアピールしたところ、グローバル企業のアグレッシブなCEOは「毎日創業」してほしいとコメントされました。

10億のビジネスしか経験したことのないスタッフにとっては、200億のビジネスは草野球と大リーグほどのレベルの差があり、手に負えません。新しい酒は新しい皮袋にいれるというのは、2000年以上前からの定説です。今までの負の資産を一掃してまともな経営をしていくためには、水漏れしたり腐ったりしている部分は補強ではなくて、交換が必要です。一方、既存ビジネスも進行しているので、店を閉めるわけにはいきません。そこで、バックアップの完了したところから創造的な破壊を実行していくことになります。

CEOの要求により、「毎日創業」の結果をだしていくためには、痛みをともなう創造的な破壊が迅速に実行されなければいけません。

◆あとがき

先週、韓国に行ってきました。ハングルがなかったら、日本と変わらない風景でした。ハングル、日本語、英語が通じるので、ハワイと同様、短い滞在には快適でしょう。骨付きカルビが美味しかったです。

ビジネスの外では、仲良く、礼儀正しく、楽しく暮らしていきましょう。

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