金言-35:花は半開を看る

1)オーナー:采根譚かもしれません。

2)満開に咲き乱れている花はきれいです。しかし、すぐに見飽きてしまう。それよりも五分咲きぐらいの方に、かえって風情があるようです。

満ちたりた状態というのは、
だれでも願うところです。しかし、それがはたして幸せなことなのかどうか。満ち足りた状態というのは、長続きしません。そこまで登りつめたら、満開の花がすぐ散っていくように、転落する日も近い、と覚悟すべきです。

幸いなことに、今まだ、満開に咲き乱れている花はありません。毎日、いたるところに不満の種が転がっています。

3)つぼみが開かないなら。開くまで待ちますか。開くようにしますか。それとも別の蕾に入れ替えますか。

CEOは、つぼみが開くのを5年待ちました。我々マネージメントグループは6ヶ月待ちました。そしてもう待つのをやめました。今度の花は、半開するまで4年かかります。

◆あとがき
昔読んだ、キルケゴールの一節を紹介します。
「一人の娘を信じてみたまえ、君は悔いるだろう。信じてないでみたまえ、やっぱり君は悔いるだろう。」

自決した三島の一節:
「それなら、ままよ、後悔しなければいいのである。」

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