「凶霊はぼくらの心の隙をついて魂に取り憑くんだ。素敵なもの、美しいもの、感動することに出会ったとき、一歩退いて考えてみることだよ。凶霊は、すばらしいものに外面を変えているからね。」
小説「魍魎伝説」から引用
友人は、まず自分が好きなもの、食べたいものを真っ先に食べるといいます。
本命に手をつけるまでに満腹したり食べる時間がなくなったりしたら、もったいないと主張。
まず無難なものから手をつけ、本命は最後に残していました。小さく始めて大きく育てるというベンチャーの王道に似ています。でも本命に着手する前に時間切れ資金切れになってしまうという儲けそこなうリスクがあります。
そこで、心が動いたものにはなるべく真っ先に手をつけることに努めてきました。
しかし、そこには魑魅魍魎の凶霊が潜んでいたような気もします。