202501-1:明けましておめでとうございます

生まれて初めて穏やかな年末年始をホテル宿泊客として贅沢に過ごしました

社会人としてはホテルマンで勤め人稼業を始めました 宿泊部門に所属したときは12月30日から1月2日までは少し仮眠するだけで泊り込みで仕事しました 客室満室で当然レストランも大変混雑しました
高度経済成長期でニューイヤープランという3泊4日の高額商品が当たり前のように売れました 正月3日のチェックアウト時のフロント会計カウンターの下にはダンボール箱が置かれ次々に紙幣が投げ込まれました 
通常の引き出しには高額紙幣が入りきれませんでしたし 会計係総出でカウンターで精算作業をするのでレジ1台では間に合いませんでした

当時は町場のレストランは正月休みでホテルマンの食事は従業員食堂しか選択肢はありませんでした 従業員に正月特別料理を提供する業界ではありません パブリックスペースは華やかでもバックスペースは違います そういう売り物にならない場所が従業員用の施設になっています 高級レストランのサービスや調理スタッフも従業員食堂で文句を言わずに食事をします サービスを提供するスタッフと提供されるお客様の違いはこういうところでけじめをつけています ホテルマンはセレブの皆様に可愛がれてもけっしてセレブの仲間入りをしたと勘違いしてはならないという教育的な配慮があったのかもしれません
3日の夕方ようやく帰宅すると夕食はカレーライスでした 職場でお節料理を食べていたと家人は勘違いしたわけです ホテルマンから異業種に転職してようやく一家の主としてお節料理を味わうことができました

今も昔も変わらずホテルの年末年始は満室で正月料金です
勤め人を卒業し起業して事業主となり何とかショックとかいう修羅場を何回か経験しました 健康寿命の上限を超えながら今回は一番高い期間に年金2ヶ月分を超える贅沢を味わうことができました
昔々ツアコンに旅は好天であれば大成功と教わりましたが 成功の果実を十分に楽しむにはそれなりに心身共に健康でなければいけません

昨年の計は「有事に備える」でした
本年の計は「無病息災」とします
カネはないけど健康であればなんとかなるさと植木等風に日々ツツがなく暮らせますように祈願します
初日の出に合掌

関連記事

PAGE TOP