202106-304:平均寿命と健康寿命

厚労省平成28年の資料によると、日常生活に制限のある期間は概ね男性9年、女性12年となっています。
寿命が伸びていますが、実態としては晩年に不健康な状態が続く長寿大国ということのようです。
厚労省の統計資料では、団塊の世代は、すでに、日常生活で介護を必要とせずに過ごせる期間である健康寿命が尽きています。この先の余命は日常生活に制限のある要介護の生活、ポジティブに表現すれば何らかの不調を抱えながら晩年をすごすということです。

先日65歳以上対象のワクチン集団接種会場に行きました。付き添い無しで来る高齢者が多いのに意外な感じがしました。意外と思ったのは、信号を渡り切る前に信号が替わってしまうような歩行に難ありの高齢者が独りできています。
会場整理の若者のスタッフがたくさん配置されている理由がわかります。マンツーマンで各ポイントまで案内しないと列が渋滞してしまいます。
コロナに感染しなくても、転倒すれば骨折・寝たきりになり、重症化する恐れがあります。

ということで、平均寿命と健康寿命の差を縮めることが喫緊の課題となっています。
コロナ禍にもかかわらず、多くの高齢者がコロナウイルスを撒き散らすヒトとの接触を避けながら有酸素運動のウォーキングを、毎日欠かさず、1日8000歩を目安に続けている理由がわかりました。

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