202106-283:肉食から草食に

3ヶ月に1回の歯科健診で20年来お世話になっている先生から突然すすめられました。
歯科の治療は今苦しんでいる痛みを鎮静化することはできても根本的な解決になっていないとのことです。健康な食生活をすることが第一で、歯の治療はその延長線上のことのようです。

肉食から草食にもどること。
たとえば、大手薬品メーカーが製造している抗生物質の80%は家畜に投与されているそうです。肥料に混ぜて与えることで病気を予防し生育を促進し味をよくしているそうです。
大型の魚類も水銀に汚染されているので、トロがどうとかいう前に汚染が不安です。
小麦もダメ。パンうどんは元々ヒトに合わない食物とのこと。小麦グルテンが悪さをします。

古来大型の生き物は草食、恐竜は草食。草食動物は長生きするそうです。肉食獣が短命なのは、怪我や病気で動き回る餌を捕えることができなくなったとき、牙を失って餌を喰いちぎれなくなったときに餓死するからかと思いましたが、それだけではなさそうです。

ではどうするかというと、ビーガンが参考になるとのことでした。
筋肉隆々のマッチョの体は実は肉ではなく野菜や果物でできていると教わりました。

小麦といえば、パンや麺類、揚げ物の衣、醤油などの調味料だけでなく、添加物として医薬品等様々な物の中に含まれています。日常的に我々が口にする小麦ですが、『小麦は食べるな』の著者によれば、小麦アレルギーのある人だけでなく、小麦はすべての人間に合っていない食べ物だとし、元々人間に合っていないこの食べ物がここ数十年で毒性がパワーアップし多くの人に健康被害をもたらしていると断言しています。
『小麦は食べるな』で書かれている、小麦がどのように体に害を及ぼすか「悪の本質」について整理してみました。

脳に入って作用する
 グルテンの消化過程でできるポリペプチドの一部は脳血液関門を通過し、モルヒネ受容体と結合する。
 ポリペプチドとは、タンパク質を「家」とすると、ポリペプチドは「床」「窓」「ユニットバス」などに相当します。脳の血管内皮は、脳内に変な物質が侵入しないように特別仕様に出来ているため、限られた物質しか血管壁を通過して脳内に入ることは出来ないが、グルテンの消化過程でできるポリペプチドは脳内に入ってしまう。そして、禁断症状から精神病・幻覚まで、神経系に起きる特殊な現象に関わっている。

内臓脂肪がたまりやすい
 小麦のでんぷんにはアミロペクチンAが多く含まれており、アミロペクチンAは他のアミロペクチンやアミロースよりブドウ糖へ分解されやすく、血糖値が急激に上昇する。砂糖など精製された糖質は血糖値が上がりやすいが、小麦は砂糖よりもさらに血糖値が急激に上がりやすい。
 血糖値が急激に上昇するとインスリンが多く分泌される。インスリンは糖を内臓脂肪として蓄えるホルモンなので血糖値が急上昇する食品は「太りやすい食品」である。

小麦グルテンは腸を破壊する
 グルテンのグリアジンタンパク質は間接的に腸壁のバリア機能を破壊し、血液中に入っては困るものを血液内に取り込む。このことが、下痢・腹痛など消化管の病気だけでなく、様々なアレルギー性疾患、自己免疫疾患に繋がっている。

『小麦は食べるな!』 Dr.ウィリアム・デイビス著

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