201908-933:思い立ったら直ぐ行動は結果が必要。

即実行

小学校か中学の教師から思い立ったら直ぐ行動するよう指導されてきたような気がします。即実行して結果がでれば行動力があると学期末に評価のコメントが追記されます。

ソフトウェア会社に転職した際は、企業が生き残るには情報化投資が必須ということでトップダウンの迅速な意思決定を営業マンはクライアントに求めていました。ところがふと月例の経営会議で気がつきました。クライアントを煽っていながら、自社の経営判断について直ぐ行動はしませんでした。最先端の方法論やテクノロジーを導入する際は幹部社員を集めた会議で全会一致に達するまで手間暇かけて検討と議論を重ねました。そして合意に達した時点でCEOは意思決定しました。意思決定に至るまでは時間をかけ議論をします、合意に達すると即座に実行します。このスピード感は見事でした。だれも反論しませんし、斜に構えてお手並み拝見という輩は皆無ではありませんが大勢に影響を与えません。
時間をかけ議論と検討した意思決定により即日実行された案件がもし結果がでなかったとしたら、それは意思決定後の外部環境の変化が原因であり、外部環境が変わっていなければ内的問題であり、経営者は実行部隊の力不足を責めます。りん議の最終承認者が責めを負うのではなく、起案した担当者の罪が一番重くなります。何しろ、経営幹部が議論し尽くして全会一致の案件ですから間違いがあるはずがないと考えます。会社とはそういうものだと大手セキュリティ会社のCEOから教わりました。

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