口にだしたら終い

悪いこと、終わり、恐れていること、良くない予想とか、そういうのを口に出したり考えたりするだけで、本当にそうなってしまう、だから、口に出さない、考えない。この思想が古来から受け継がれてきました。官憲に捕まったら「完全黙秘」もこれ以上悪いことが起きないようにする手口のひとつです。

私企業では、債務超過で倒産目前の経営者も、先行き不透明な近未来について一切口にしません。
社員は悪くない、悪いのは社長一人という記者発表は、金融業者との手続きに目途がたったあとです。
口にだしたら終いですから。

経営者は目を潤ませて、仕入れ業者や従業員にもうお金がないと口にだします。
薄々感づいていながら、緊急避難しなかった従業員も、危機意識が足りなかったことを後悔します。
悪いことが起きそうなのに、無視して思考停止するのは、リスク管理上よろしくないと、コメント屋さんたちは後講釈します。賢い人は逆張りしないで流れに乗ります。幸運に恵まれて勢いのいい人には、あやかりたいと多くのひとが近寄ってきます。

周囲で悲しいことが起きませんようにと、年末に向けて口にだしたほうがいいのかと思い始めています。

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