202101-39:速いものが遅いものを食う。

各地から変異株の感染が報告され、急拵えのワクチンが効かないかもしれないと不安がふくらんでいます。
アフターコロナはいつかやってきますが、それはビフォアコロナに戻るということではないと専門家はいっています。現在、ビフォアコロナ時代のビジネスモデルの救急救命に巨額の費用を国は費やしています。これは暖簾に腕押し糠に釘の愚かな施策であったとコメント屋さんたちが後講釈する日がやってきそうです。
「新しい酒は新しい革袋に」と2000年以上前に救世主が弟子たちに例え話で教えたと本に書かれています。コロナ禍の新しい商いを古い革袋で始めたら破綻します。そのことを知っている商人は早々に飲食業でもコロナに耐える業態に移行しています。このスピードに追いつけない従来の商人は一時金を支給されて嵐の通り過ぎるのを待っています。生き残る者は変わることができる者であるという自然淘汰の定説が、コロナ禍で巨額の税金を使って検証されています。

経営者は常に市場の変化をモニターし、新しいビジネスモデルを予期し、自社の既存の前提に挑戦し続けなければならない。待って様子を見るという時間的余裕がなくなっている。常に革新を進めなければならないと感じている企業は、ますます新旧のサイクルが短期化している。金融サービス産業においては、毎週のように新しいバートナーシップ、アライアンス、新商品が発表になる。

米国大学院で最初に電子商取引をテーマに博士論文を書いた学者

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