金言-128:平常心

某個人投資家:
「投資に重要なポイントは先ず第1に手仕舞い方(損切り・利食い)、それに精神力
と平常心でしょう。次に仕掛け方となります。」

平常心:
これは、一朝一夕には身につきません。打たれ弱い方には無縁の胆力です。これは一
度だけの経験で済ませたいものですが、大きな失敗をし、それをしのいだことがある
かないかがポイントです。次からは、いかに負けるかを考えられるようになります。

ヘッドハンターは、順風満帆の経歴をもつエスタブリッシュメントのエリートではな
く、事業に失敗した経験をもつ、しぶとい人物をベンチャー企業の経営幹部に送り込
みます。打たれ強いからです。魔がさしたとか、疲れていたとかを意思決定の誤りの
一因ともらす経営者をTVで見ることがあります。本当は、未経験の意思決定プロセ
スに遭遇して、選んだ選択肢が悪い方向に進んだということだと推測します。しかし
、良い結果となればこれが成功事例となり、次の意思決定の際に役立ちます。

平然として、難局に立ち向かい、意思決定を淡々としていく。これが勝ち組
(Winning Team)が好むプロセスかも知れません。成功している人たち
の心の状態は、いつもどおりのことをしているだけという、平常心ではないかという
のが、部外者の感想です。

現役時代の貴乃花が、優勝をかけたここ一番という取り組みで見せる表情がまさにこ
れだったと記憶しています。この力士は何の気負いもなく、時間一杯になると前に突
っ込んでいきました。

◆あとがき

ネットワークビジネスで成功している人たちの現場を見学する機会がありました。
オフィスに一歩入ったとき、閉ざされたコミュニティ、敷居の高そうな雰囲気を感じ
ました。一見で立ち寄る初心者は皆無なので、メンバー制クラブのようなものです。
不用意に動き回ると、周囲に警戒されそうな雰囲気でした。ネットワークが商売の原
資ですからそれを介さない分子は異物混入として排除されるのでしょう。

一度仲間として認知されると、家族のような居心地のよい集団となると思います。こ
の集団の目標は明快です。個人の利益追求が最優先されます。成果主義です。プロセ
スはともかく、実績のみが評価の対象です。某新興宗教がそうであったように、リー
ダーは構成員が誰一人及ばないほどの豊富な成功体験を蓄積しています。体力と気力
が続くかぎり、既得権益は保障されます。力のあるリーダーの下では、コバンザメ的
に生活するのが賢明でしょう。利益拡大に限界を感じ、また、それ以上を望むとした
ら、起業することになると思います。「さきがけ」する者の利益が一番多いというの
が経験則です。

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