金言-18:はじめる つづける やすむ はじめる

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はじめる
つづける
やすむ
つづけることはやすむこと
やすんでまたはじめる
ゆっくりはじめる

3)疲れたら休め

高校か大学1年の頃、まだ自分の限界を理解するよりも、無限の可能性を期待していた頃の話です。吉本某先生の著作を読むことが流行っていた時代、まだ浅間山荘のメンバーが赤軍とか京浜安保共闘になる前です。

当時の学生リーダーは、自分たちと違うことを考えている学生たちをノンポリといい、関心はあるが行動をためらう学生たちを「ひよる」といっていました。違うことを考えていた学生たちの中には、今日のインターネットや情報工学の基礎をつくった人たちもいました。

そういう中で、赤ヘル出身の牧師さんがいました。60年安保と70年安保の間で学生をやっていたので、70年代の若者にとってはプレーイングマネージャーというよりは、現役リーダーの先輩で実戦経験が少ない参謀格といった存在でした。したがって彼のコメントには、凄みが欠けているような感じがしました。

当時、イデオロギー闘争なる言葉が使われていました。今風に言い換えれば「議論をしよう」というところでしょうか。国会議員の先生が日本を変えると熱弁をふるうのと同じで、若者も仲間と深夜まで天下国家を論じていました。

この先生の持論は、「疲れたら休め」でした。まわりで、威勢のいい、スポーツの世界でも使われているような言葉が飛び交うなかで、学生たちが熱くなり、いきづまると、「疲れたら休め」といっていました。休むということが「敵前逃亡」や「サボタージュ」のように聞こえ、納得しない学生もいました。休むと、負けるような気がしました。

4)続けることは休むこと

先週、電車の中でフィットネスセンターのポスターを見て、この先生のいったことを思い出しました。ITの世界では、「小さくはじめて大きく育てる」とよくいわれます。この先生の言葉は、休んでまた始めるでした。「継続は力なり」という言葉は、継続の難しさをいっているのでしょう。
続けることは休むこと、疲れたら休んで体調を整え、ゆっくり始めるのがいいそうです。

◆あとがき

今朝、近くの池にカルガモのつがいがやってきました。桜が2週間も早まったので、あわてて、来たのでしょうか、まだ、雑草が生えていないので巣を作るのには、隠れ場所がなくて、困っているかもしれません。

22日金曜の夜は、雨の中、夜桜見物を強行しました。といっても、初めから九段下の居酒屋に直行し、18:30には乾杯が始まりました。夜桜見物は肌寒いので、まずアルコールで暖めてから見物しようという言い訳もありました。オーダーストップまで盛り上がり、表に出ると雨がやんでいました。それから夜桜見物を20分ほどしました。雨上がりのライトアップを幸運にも、ガラガラの状態で楽しむことができました。今年は、やることなすこと、みんな運がいいです。

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