金言-927:寄付もします、応援のバスにも乗ります

応援

正月は箱根駅伝、お盆は高校野球と恒例のお楽しみスポーツイベントを快適な環境で楽しんでいます。夏の甲子園球場には近くまで行ったことはありますが、渋滞を嫌って目の前まで行ったことはありません。もし三春台の母校が出場となれば、寄付もします、万障繰り合わせて試合当日は球場にも行きます。一度だけ、横浜県庁のとなりの公園の一角にあった球場で予選の試合を観戦したことがあります。卒業して10年ほどでしたので、見覚えのある教職員が皆さん元気に生徒を指導・応援していました。

先週は20:1の試合を見ました。打者2巡目で10得点の回では、勝ち組の応援なら快適です。9人が全員得点にからみ1イニングに2回打席に立って2回出塁するという快挙です。一方負け組の応援なら諦めムードです。母校でなく地縁もないゲームでは、勝ち組の応援をしたほうが楽しめます。何事も流れに逆らわず勢いの勝者にコバンザメのようにくっついていけば間違いありません。

勤め人の頃、15年お世話になった同族会社では2種目で4チームをグループ企業が運営していました。大相撲の同部屋対決みたいな決勝戦も何回かありました。早目に仕事を切り上げてナイトゲームの応援も行きました。自社チームの応援は強制力がありましたが無給です。交通費の支給も無しです、おおらかな時代でした。もちろん不平不満はありません。オーナーの意向を忖度して社業に励むのが鉄則ですから、嫌なら会社をやめればいい、それだけのことです。年功序列で、忠義は報われ永年勤続による昇給昇進は約束されていました。そういう社風ですが、スポーツチームは負ければ監督は交替、勝てない選手は戦力外という常識は例外なく実行されましたので、これが一般従業員の行動規範に影響を及ぼしていたはずです。
応援席では、幹部社員が率先してパフォーマンスの悪い選手に罵声を飛ばします。当時は理解できませんでしたが、勝負の世界は2番ではダメなので、敗戦に対して幹部社員は非寛容です。いかに負けるかとかいう美学は従業員にはありません。オーナーなら次があるので次に繋げるための負け方があるのでしょうが、勤め人は大きく負けたら終いです。社命の結果が負け、これは社命が間違っていたのではなく、社命で結果をだせなかった従業員の力不足が責められます。

それにしても1イニングで10点取られ最終回は19点差でした。リーグ戦ではないので、次はありません。10点取られた時点で、有価証券取引なら強制ロスカットでゲームオーバーです。甲子園では、グラウンドの土をシューズ袋にいれて青春の記念品としてテイクアウトです。

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