金言−406:「政権交代か!衆院選挙」

本日の衆院選挙は、4年前の「郵政民営化に賛成か!反対か?」選挙よりも盛り上
がっています。今回は、「政権交代か!このままか?」選挙です。経済不況は与党
の責任という、わかりやすいテーマになっています。地方の高齢の神主さんが、
「経済不況=郵政民営化の失敗」という極論で選挙キャンペーンを展開したことも
政権交代の追い風となりました。

自民党の議席が激減すると最大1000人ほどの代議士秘書が失業するそうです。
4年前は小泉チルドレンの大量当選で民主党の代議士秘書が大量失業しました。当
時の自民党は、失業した民主党系代議士秘書に仕事場を与えませんでした。そのた
め、今回は自民党の失業秘書の民主党への転職は、期待薄とのことです。

健康面での不安を露呈してしまった財務・金融相は8月25日の閣議後の会見で、
民主党の一党独裁を懸念しているとコメントしました。戦後一貫して一党独裁の環
境で既得権益を享受してきた与党大物議員の早々の敗北宣言に聞こえました。

中国の歴史に、「天下大乱・新佛出現」という言葉がでてきます。世の中が乱れる
と、人民は新しいリーダーの出現による平和と繁栄の回復を期待します。

所得レベルから判断したら住宅取得が無理な所得層に、政策的に住宅購入を勧めた
結果、米国は金融システムが崩壊し全世界に経済不況ウィルスを撒き散らしました
。日本も「天下大乱」となりました。そこで、4年ぶりにようやく、新佛出現=
「政権交代」のノボリを掲げた民主党に出番がまわってきました。

今までは、支持できる政党・政治家が不在のために棄権してきた多くの有権者が、
とりあえず「政権交代」に1票を投じることで、支持しない政党・政治家には退場
していただくという意思表示をするかもしれません。

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