金言−395:結果は同じ

ある程度の規模の企業に勤める従業員は、定期的に職場の異動を経験します。
若い人にとっては部門間の異動は人材育成のプログラムの重要な部分であります。
金融機関の定期異動は、従業員の不正行為を抑制する効果があるそうです。社内の
異動では、職場の人間関係が振り出しにもどり、再構築することによって厚みがで
てくる長所があります。

社内異動ではなく転職それも異業種の業界に踏み込むと、人間関係の新規構築に加
えて、異なる企業風土を理解し、未知の業界用語をマスターしなければなりません
。法務とか経理とかの職種は敷居が低そうですが、営業関連部門は業界の商習慣や
「お約束」をまず覚えなければいけません。

日常会話で共通すると思われる単語も業界によっては、別の意味で使われているこ
とがあります。これを予習することは困難で、常に泥縄のOJTで学習することが
多いと思います。幹部社員として転職した場合は、古参・中古社員の部下から「お
手並み拝見」と様子見され、いろいろな「お約束」を親切に前もって丁寧に教えて
もらうことは期待できません。

現在ではインターネットのおかげで、不明なことはパソコンで検索すれば知ること
ができる環境になりました。社内の恣意的に歪められ限定された情報をウェブサイ
ト上の膨大な情報に触れることによって補完できます。便利な世の中になりました
。あの時、今のような環境があったら自分の人生は変わっていたかも知れないと思
うことがあります。でも、あの時はあの時。それなりに精一杯、最善の道を選んで
きたはずですから、結果は同じに違いありません。

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