金言1128:リスク分散

日本の人口が減り続けています、出生率低下が止まりません。
少子化が進むにつれて空き家が増えているはずです。
団塊の世代までは、3世代同居が普通でした。それがマイカーマイホームとかダブルインカムノーキッズとかで子供は親から独立していきました。不動産バブルもありました。阪神淡路大震災ではローンが残っている状態でマイホームが倒壊・焼失のため建て直し、ダブルローンに苦しむ勤め人がたくさんいました。それでも、3世代3軒を3世代同居にシフトしてローンを軽減することはありませんでした。30年ローンを完済できる会社との雇用契約が続くと信じていたからです。

昨今は少子化のため、不動産を購入して独立する件数が減っています。独居老人が住んでいた家を相続しても空き家で放置という話題がメディアで流れます。3戸を1戸にまとめて大家族で暮らす選択肢はなさそうです。
視点を変えると、家族が離れて別々に暮らす方がリスク分散になります。神戸がだめでも東京にいる家族は助かります。福島がメルトダウンして東京に核汚染物質が降下しても関西に住む家族は助かります。首都直下型大震災で首都圏が壊滅しても地方に住む家族は生き延びます。そうやって家族のだれかの居所が無事なら、家族は次の世代に繋がります。

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