金言-1114:関西弁の疑問が一つ解けました♪

近畿地方の方言を使う人口は2000万人と、大阪の日本語専門家が言っていました。
関西弁を使う人は首都圏に居所を移しても関西弁を使い続けます。東北や九州出身者は東京では共通語を使い地元に戻るとローカルな話し方に戻ります。
この違いが気になっていましたが、先週のバラエティ番組で正解を教わりました。

1)大阪とその周辺都市では、小中学校の国語の教師が関西弁を使って授業をしているので、児童・生徒は学校で共通語のイントネーションやアクセントを学習していません。教科書は共通語で書かれていますが、教える教師が関西弁を使うので共通語でかかれた国語の教科書は音読しますが、正しいイントネーションやアクセントを学習する機会がありません。ですから、東京で暮らしていても、知らない教わったことがないアクセントやイントネーションはそもそも使えないのです。

別件ですが、同級生の関西系帰国子女が話す英語のイントネーションが関西弁と同じでした。これは耳障りというか、正しい英語のイントネーションやアクセントしか学習していない日本人学生には南部訛りと同じくらい関西弁訛りの英語は聞き取り難いものでした。

2)もう一つの理由は、近畿地方で生涯暮らす人が大半なのでローカルな言葉以外は使う必要がないからです。関西地方には東京タワーと国会議事堂はありませんが、外はほとんどあります。それに、ヤマト政権が日本を支配し以来日本の中心は京都奈良大阪でした。東京が日本の中心になったのは明治からなので、たかだか150年ほどです。この感覚はレッドチャイナと似ています。中国が東アジアの盟主でなかったのは日本が日清日露戦争で勝利してからのわずかな期間だけで、東アジアは何千年も文字通りの中華圏でした。

正解は学校で先生が教えないからでした。これは文科省の学習指導要領から逸脱していないそうです。

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