金言−287:悲願

5月14日、国民投票法(憲法改正手続き法)が成立しました。1947年5月の憲
法施行から60年経過して、初めて改正に必要な法的手続きが整いました。
夏の参院選挙を前にして、いろいろな材料がでてきます。もし、野党が勢力を伸ばし
たら、現総理大臣は、この国民投票法を成立させた政治家として我が国の歴史に名を
残すことでしょう。

なぜGHQは占領国の新憲法制定時に憲法改正の手続法を整備しなかったのでしょう
か。不思議ですが、60年間、知っていて法整備に着手しなかった保守党政治家たち
は、無念をじっとこらえてきたにちがいありません。一般国民は、憲法改正手続き法
が必要な法律なのに、存在していないという不自然さを知らされてこなかったのです
。義務教育では新憲法が制定されたことは教えますが、改正に関する手続きが整備さ
れていないことには触れなかったような気がします。一般国民の一人として、国民投
票法が国会で審議されるという段階で手続法の不存在を知った次第です。

憲法改正は、戦後の国政を常に担当してきた自民党の悲願であるそうですが、悲願を
封印し、機が熟するのを60年じっと待っていたわけです。与党の悲しい願いが、我
が国と社会そして人々の幸せのために役立ってくれることを願います。

◆あとがき

ポタリング中に初めて派手に転倒しました。大規模自転車道で歩行者の集団が横一列
に道をふさいで歩いていました。その横を自転車ですり抜けようとして転倒しました
。右端の歩行者の一人が目の前で突然意外な進路変更をしたので、衝突を避けようと
して路肩に飛び出してしまいました。段差があったので自転車から投げ出され3回転
し、フェンスに頭をぶつけてようやく止まりました。10KM程度のスピードでもこ
んなに転がるのかと、転がっている最中に思いました。ヘルメットを着用していたの
で、頭は守られましたが、腕に3X5CMほどの擦り傷ができました。幸い自爆だけ
ですみました。以後、歩行者の集団とは十分な車間距離をとって走行することにしま
した。自転車が軽車両であることを、怪我をして再学習しました。

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