金言−850:脱税の経理に加担する従業員

確定申告の受付が始まりました。国税事務所はどこも満員御礼の日が続いているこ
とと思います。勤め人を引退して、不労所得や株と為替、さらにはビットコインで
大もうけした団塊の世代が大挙して国税事務所にショーファー付きの高級車でやっ
てくる、そんな光景が来年はあるかもしれません。

大混雑の受付カウンターはたくさんの臨時アルバイトが並んでいるので、質問する
と時間がかかってしまいます。質問に対応できる係員とそうでない係員を区別する
ために名札の色を変えるとか、一頃JRの駅員の皆さんがぶら下げていたキャンペー
ンタグのようなものを着けていただくと納税者のストレスが軽くなります。個人情
報とかいってこういうリクエストは門前払いでしょう。

とくかく、税務申告ですから、故意でもなんでも脱税がからんできます。
そういう経理に加担する従業員はこういう人たちと相場が決まっています。
1)数字に強い
2)几帳面
3)上司の信頼が厚い
4)口が堅い

こういうタイプの従業員が会社の意向を忖度して経営者の悪さの実行部隊になりま
す。生涯賃金を上回るような巨額な悪さに加担した従業員は、露見前夜には官憲と
マスコミ、隣近所、親戚縁者のさらし者になる前に最も確実な逃げ道を選びます。
15年お世話になった会社でも、主計の仲間が究極の選択をしました。
捕まったら自白してしまう、でも自白はしたくないというところで精神を病んだに
ちがいありません。

経済ドラマを見るたびに、こんなことを思い出し、そういう修羅場に無縁な環境を
今は自分で選べることに、ささやかな幸せを感じます。ただし、あの時あの場で重
大な局面をしのいだということではなくて、ただ幸運にも早目に逃げることができ
時効になっただけですが。

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