202110-670:顎を上げて肩を揺すって歩くひと

Vシネマでは、清水健太郎とか白龍とかが子分を引き連れて縄張りの飲み屋街を巡回するシーンが必ずあります。反社集団はサングラスをかけて顎を上げて肩を揺すって歩くのが定説です。実社会では、商人はこんな風には歩きません。反社集団と違い、大企業の幹部は腰が低く殿様商売と思われないよう細心の注意を払います。

30歳の若者は顎をあげて肩を揺すって他人を無視して歩くので、はったりと作り話と配偶者特権でやりたい放題とお見受けしていました。ところが昨日の12分間とかいう学芸会での生徒の作文発表会のようなパフーマンスに意外さを感じました。
義理も人情も通じない欧米の商人と互角にわたりあい、したたかに生き残るビジネスマンには見えませんでした。やさしさと甘えが線の細さを感じさせ、だれに何をいわれようと動じることなく、ふてぶてしく自腹を肥やす悪い人とは思えない雰囲気を出していました。これが3年かけて身につけた成果だとしたら、大変お見事です。

マスク無しで見た頬のコケ具合から、この先高額な報酬相応のプレッシャーで父親の後を追いそうな危うさを感じました。自業自得とはいえ、武士の情けをかけてあげる日本人がいてもいいでしょう。
とにかくこれでお終いdeath

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