202108-449:チャートのだまし

東京都の感染者数は検査数を絞っても連日5000人を越えてきました。
医療の専門家は連日悲観的なコメントをしています。一方、政府と東京都は外出自粛とワクチン接種で衆院選挙までには何とかなるだろうと楽観的です。
運動会担当大臣は不要不急の判断は個人がするものと公言し、ワクチン担当大臣はワクチン手配に問題ないといい、都知事は若者のワクチン接種にはポイント特典付きを準備中です。

感染者数の日別のチャートをみていると、株価チャートに通じるものがあります。相場の占い師は上昇トレンドではまだまだ上がると煽ります。コロナチャートでは専門家がまだまだ上がると絶望感を漂わせています。株価と違うのは、想定外の材料で乱高下することがないことです。感染者数は上昇トレンドになるとピークアウトするまで一方的に上がります。株のチャートでは途中で押し目があってトレンドが反転するかさらに上昇するかと迷う局面がありますが、コロナチャートは行くところまで行って自然に下り坂になっていきます。
チャートが予想外の動きをすると、相場の占い師はチャートのだましと後講釈します。
コロナチャートでは津波のように急激に上昇し甚大な被害を発生させ、すぐに流れが反転して下落し、そして第2波第3波とたたみかけてきます。夏の国際運動会の波が収まると、次は秋の選挙がらみで人流が増え、そして年末年始にも前年同様のピークがやってくることでしょう。
コロナチャートにはだましはなさそうです。

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