金言-1001:盛者必滅

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

毎年正月2日3日は外出することなくテレビ観戦でひまつぶしができる箱根駅伝。
30年ほど横浜市南区で暮らしていたので、コースのあちこちに地縁があり毎年懐かしい風景を楽しんでいます。
20年も前のことですが、3日の昼間に権田坂あたりの一号線下り車線で車内から駅伝のランナーが上り車線の復路を疾走している場面を見たことがあります。キレイな足とスピードに感動したことを覚えています。

ニューノーマル元年の今年は、箱根駅伝にも影響がありました。沿道に出場大学の幟がなく、人だかりがある応援ポイントではメディアに密といわれていました。
今年の往路は昔の常勝チームがトップ集団に浮かんでは消えと、まるでカーテンコールのようでした。一方直近の覇者は廃鶏のようで勢いがなくシード圏内から外れていったのは盛者必衰のことわりを表現しました。優勝絶望の監督は真田広之似とかいわれて調子に乗っちゃった結果といわれそうです。

もしこのままの勢いで往路の覇者が総合優勝ともなれば、スポンサーに危機感が生まれそうです。来年の駅伝の沿道には、読売新聞ではない別の新聞の小旗を全国から動員された大量のサポータが振る光景をみることになります。そうなると箱根駅伝はいっときの大相撲のように、人気に翳りがでてくるような気がします。
ディフェンディングチャンピオンがノーシードに陥落すれば、スポーツ業界ではトップはただちに引退か辞任を表明するのが相場です。次は監督が潔く腹を切って、桜の大将の背中をほんの少し押すかどうかが、正月休み明けのトークショーのネタになるかもしれません。

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