金言-983:再び采配を振ることは叶いません

8月28日17時10分頃、正式に首相が辞意表明。
持病再発で2度目の中途退場。痛恨の極みと涙目で記者会見。
辞任は100%健康上の理由ということで、桜あたりから雲行きが怪しくなった政治活動については不問。
アベノミクスはアベのマスクで終わったようです。

長年の放漫経営で債務超過、いつ潰れてもおかしくない企業経営者がコロナ大不況を主たる原因にして倒産するようなものです。事情を知らない世間には、コロナ感染拡大による売り上げ激減で倒産した一例と思われ、同情してもらえるかもしれません。とりあえず、世間様に顔向けできないと謹慎することなく敗者復活戦のエントリ-もできそうです。

昔、プロ野球の監督をしていた男が結果をだせなくなったあげく、健康上の理由で監督を辞任しました。そして何年かたってほとぼりがさめた頃、別の球団の監督に就任しました。チームは常勝、監督は健康そのもので精力的に活躍されました。

責任と権限が極めて限定的で健康な勤め人は「病は気から」というかもしれません。日々自らの意思決定で人々の暮らしが左右されるような判断を求められる権力者は、強い意志と頑丈な身体に恵まれないと岩陰の大将となってしまいます。ましてや、判断ミスが続いて進退窮まったときに健康上の理由で退場は痛恨の極みとなります。そんなことをすれば、もう二度と采配を振ることは叶いません、信頼性に問題がありますから。

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