金言-138:流れがかわる

暑中お見舞い申しあげます。
「事実は小説より奇なり」という引用をよく耳にしてきましたが、大手銀行を再建さ
れた経営者の話には驚かされました。

債務超過で国営化されましたが、その後上場企業の仲間入りを果たした銀行の経営者
の講演での一節です。この方が着任早々、前月の収支をCFOに当たる幹部職員に質
問したところ、分からないという返事が返ってきました。なぜだと聞いたところ、銀
行は年2回の決算をしているので、期中では分からないというのです。

そこで、この再建請負人は、毎月、いくら稼いで、いくら使って、残りがいくらで、
儲けはいくらになったかを、翌月の初めにはわかるようにしたそうです。そうやって
、債務超過の企業の再建をされているそうです。民営企業ならすぐ資金繰りができな
くなって市場から退場となりますが、国営企業並みの待遇を受けている大企業には、
そういう悩みはなさそうです。

また、国家の調達部門と明治新政府時代から特別な強みがあるため品質で勝負をする
必要がなかった企業の製品に、重大な品質不良が露見し、製品が売れなくなっていま
す。売上が半減し、販社が廃業に追い込まれる事態にいたっても、この会社の株価は
まだ3桁をわっていません。

この国はおかしいというのではなく、これは、流れが変わる前兆ではないかと思い始
めています。いつかは元にもどると14年間、期待して待っていました。この国がア
ジアの大国であったのは朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦の特需で右肩上がりであった
40年間の、過去のできごとかもしれません。隣国が4000年という長い歴史のな
かで、アジアの盟主でなかったとか、社会主義であったとかいうのは、きわめて異例
なことという事実は否定できません。

「国があなたに何ができるかを問うのではなく、あなたが国に何ができるかと問いな
さい」と昔、米国大統領が演説しましたが、今は、この国に暮らすことで被る損害を
どのように回避するかという危機管理が、個人に求められていると感じます。

◆あとがき
プロ野球の買収提案で知名度を全国的にあげるのに大成功した事業家と同じタイプの
青年(少し前までかもしれません)が、このたび証券会社を買い、オンライントレー
ド業界でも、イートレード、松井を抜いて首位をめざして活躍中です。そのスタート
記念投資セミナーに行ってきました。参加無料のセミナーではひさしぶりにいろいろ
モノ(T-シャツ、ボールペン、ウェットティシュー)が参加者に配布されました。
最後には抽選会までありました。オンラインショップ1位の会社ですから、モノを扱
うのは得意です。

オープニングでこの人が口を開いた途端、ウイスキーの利益でビールの赤字を補填し
ている会社のオーナーのスピーチを思い出しました。「社長が前面に出始めると、会
社は傾き始める」ということです。確かにこの社長の話を聞いてこの人がやっている
会社の製品は買いたくないと思いましたから。

オンラインショップの代表取締役会長兼社長の話し方が耳障りでした。カネ、アイデ
ア、モノ、人、能力、体力などに恵まれた優秀な人物であることは間違いない事実で
す。残念ながら、スピーチが下手。これは、トレーナーをつけてスキルアップされた
ほうがお得です。真打にはなったけれど生活費が稼げないので落語家を廃業し、得意
の話術を活用してネットワークビジネスで成功している仲間が身近にいるという事例
があります。

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