金言-137:都市再生化

先週、某NPO(非営利組織)の理事からうかがった話をご紹介します。この方は、
東京都港区の1丁目1番地1号に本社ビルを構え、建設業界の1業種に特化して成功され
ています。NPOのお仕事は、世のため人のためという経営者の資質に不可欠な部分
を補完する役割を果たしているものとお見受けしました。

1)アクティブシニア
いわゆる団塊の世代がまもなく続々とリタイアをはじめます。そのとき日本の生産性
がどうなるかと言う話はさておきまして、現役で活躍されているこの世代の方(アク
ティブシニア)はインターネットが使えます。インターネットで有価証券を運用する
個人投資家というのは、実は団塊の世代かもしれません。

2)ハイテク長屋
最近、子離れしたシニア層が郊外の持ち家を売却して都心の利便性の高いマンション
に移りはじめています。年をとるにつれて友人が少なくなる中で、インターネットを
利用した団塊の世代のネットワークに様々な可能性がでてきたようです。このアクテ
ィブシニアと都心のオフィスビルの再利用がうまくつながると、ビジネスチャンスが
生まれます。都心で低層のオフィスビルは中間フロアに空き室が目立つそうです。こ
の低層オフィスビルはハイテク高層オフィスビルのおかげで稼働率が落ちていますが
、都心にあり利便性が確保されていますので、空いているフロアを住居用に改装し、
アクティブシニアの受け皿とすることで空きフロア問題が解決します。光と無線LA
Nで、インターネットの環境は簡単に整備可能です。

3)インフラ整備
NPOの視点でこの利便性の高い都心の不動産の再生を考えると、
次のようになります。
都心の低層空きオフィスフロアをハイテク長屋に改装する場合の優遇政策(改装の助
成金、減税、低金利の融資)と高年齢者が郊外の不動産を売却し都心のハイテク長屋
に転居する場合の優遇政策(売却取得税減税、転居のサポート、助成金)が必要です
。さらに、医療と介護体制、ソーシャルスペースの充実(集会所、娯楽設備、スポー
ツ施設)、治安対策など社会インフラの整備が求められます。ここでNPOとしては
、官民の登場を促します。
民間企業は非営利事業のかたわら、アクティブシニア層をターゲットにしたビジネス
モデルを立ち上げれば、しっかりプロフィットを確保できます。

4)感想
郊外のマイホームから都心の便利で快適で安全なハイテク長屋への流入が、アクティ
ブシニアのお得なトレンドになるかもしれません。ハイテク長屋の住民が、蓄積して
きた暗黙知と小金パワーを個々に発揮することによって、外国人投資家に翻弄されて
いる日本株の市場をひっくりかえします。
エコノミックアニマル、ジャパンアズNO.1で一世風靡した往年のビジネスマンの
再デビューが、「COMING SOON」というシナリオです。

◆あとがき

最近はイラクとか朝鮮の話題になると、NPOの代表というのがTVワイドショウに
登場してきます。彼らは、何で生計をたてているのかわかりませんが、恐らく損して
得をとれという商人の王道を歩いているに違いありません。非営利事業のかたわら、
しっかり稼げるビジネスモデルをおさえていると想像します。金を稼ぐことが得意で
ない方は、金を活かしてつかうことも不得意だと思います。もともと入ってくる金と
の接触が少ないからです。稼いでつかう、つかったら稼ぐという補完関係を上手につ
なぐ方が、NPOで活躍されています。

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