あるローカルピープルの話。
古来よりこの地方では女性の気性の特徴を「空っ風」と並べて表現しています。
サンプル数としては統計処理ができるほど十分ではないので、ローカル性というのは適切ではありませんが、子どもが独立するまではカネに執着していた人が近くにいました。おそらく子どもが親の助けがなくても暮らしていけるようになるまでの間、不自由のない暮らしを維持するための資産を確保したかったと考えます。孫の顔をみて区切りをつけたようで、カネの執着が消えました。次に執着したのは健康寿命の引き延ばしでした。ジムに通い、適度な運動をして穏やかな暮らしに舵を切り替えました。
そして曾孫を抱くことができました。
安定への切り替え前はひんしゅくを買っていましたが、その後はカネに執着していた頃の気性の激しさは霧散し、孫や曾孫には優しい年寄になりました。
何はともあれ、めでたしめでたしでありました。
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- 201907-931:ローカルピープルを偲ぶ