201905-152:借りられる額と返せる額は違う

住宅ローン

昔々、住宅価格が上がり続けるというシナリオのもと、普通なら持ち家は無理な所得層が不動産を購入し、「住宅神話」崩壊とともに多くのアメリカ人は借りたカネが返済できなくなりました。ブッシュパパが元凶だったかもしれない米国発のサブプライムローン危機、これで世界同時大不況が始まりました。
昨今の我が国では、働き方改革のおかげで、残業代をあてにして組んだ長期ローン返済の目途がたたなくなってきた勤め人が増えているそうです。金融業者への返済が滞ると契約にしたがって、マイホームパパは一括返済を求められます。返済できなければ金融業者は不動産屋ではないということで担保物件を競売にかけます。当然、返済額と売値の差額がでて、足りない分がこれまた金融業者の収入となります。

1億マイホーム時代、今でも当時の姻族からの一言を忘れません。
持ち家か賃貸かで、商いの信用が違う。持ち家でないと取引先に信用されない。
当時は外資勤務でしたので、5年以上同じ収入を得るということがどれだけ難しいことか理解していました。ましてや、現在の年収を基礎に換金性に難ありの不動産を長期ローンで購入するというのは、ハイリスクでありました。
身内からの強い勧めで住宅購入した血のつながりのない姻族の一人は、おそらく神話崩壊と残業代消滅で苦労したことでしょう。
他人の意見を聞かないというわけではありませんが、100%自分が負うリスクは100%自分のタイミングと判断で意思決定しないと後悔します。
そういうわけで、「借りられる額と返せる額は違う」とか「働き方改革で残業が激減してローンが払えない」とか「リストラ、転職、投資失敗」などという失敗事例とは無縁であります。少なくとも他人事だと口にすることができるだけ、ラッキーであったというわけです。

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