Y2Kが流行語になる少し前 外資企業で働いていました
ルフトハンザに乗って単身ミュンヘンに行き面接を受けました 今思えばずいぶんリスキーなことをやったと思います
事前に旅費交通費が支給されていたので面接は表敬訪問みたいなものでした その後2ヶ月本社担当部署で研修となりました
2ヶ月間日本人は他にいなかったので日本語を見る聞く話す機会はなく 持参した日本語の書籍は読みませんでした 夢の中でも2ヶ月間日本語無しで暮らしました でも成田に着いたら100%日本語の感覚がもどりました
もう20年以上外国語を使った商いはしていません ところが先月当時のドイツ本社の仲間からメールが届きました どうしてアドレスを知ったのかわかりませんがとにかく日本に来るので会えれば会いたいとのことでした
文字での意思疎通なら時間があるので翻訳ソフトの助けを借りれば支障はありません
果たして当日話ができるか これが問題です
30年自転車に乗っていなくてもまた乗り始めればすぐ昔の勘がもどります 外国語も当時のレベルに戻ることはないでしょうが日常会話程度の勘はもどるはずです そこで字幕ドラマなどを集中的に1ヶ月見て耳を慣らしました
自己啓発モノによると大きな声で話すことで意思疎通は可能となるそうです
外国人に外国語で話しかけて通じないのは声が小さいからです だから相手が聞き取れないのですそういえば外資の頃 日本人支社長が片言英語で各国の幹部社員と大声でわたりあっていました 詳細なコレポンは秘書に丸投げでした
気がついてハードルがずいぶん低くなりました
大きな声で昔取った杵柄をふるえばいいわけであります