201904-130:ERMとかCRO(最高リスク管理責任者)とか

CRO

企業再生をテーマにした新番組の初回で、主人公の肩書がCROとなっていました。
ドラマでCROと肩書を呼ぶシーンには違和感がありました。初めて聞くタイトルでした。
チーフなんとかオフィサーだと思いますが、何のことかイメージがわきませんでした。
ERMにおける幹部役員職である「CRO(Chief Risk Officer:チーフ・リスク・オフィサー、最高リスク管理責任者)」は、欧米企業で発祥した執行役職の一つで、経営トップを補佐して、企業をとりまくリスク全般を一元的に管理する責任者をさします。とのことです。
CEO/CFO/CIO/CMO/CCOなどの肩書にはなじみがありますが、まだCROの肩書を持つ方とは名刺交換したことがありません。
またひとつ、今後の楽しみが増えました。

ERM(エンタープライズ・リスク・マネジメント)の必要性を認識していながら、後手に回る現実
米国のノースカロライナ州立大学と米国公認会計士協会が、米国内のさまざまな企業の財務責任者474人を対象に、ERM調査というものを行いました。その調査によると、69%が今後も事業リスクが増加すると予測しているにもかかわらず、全社的なリスクマネジメントが実施されていないことがわかりました。
この調査は2009年から毎年実施されていますが、実施当時はわずか9%の財務責任者しかERMの必要性を認識していなかった点と比較すると、この増加は顕著なものとみられます。
このほかに、大企業の67%、そして上場企業の63%がCRO(最高リスク管理責任者)や同等の役職を設置していることがわかりました。
この調査から、取締役会や経営陣は、企業のリスク管理の強化において、今後起こりえることを予測しながら、積極的に役割を担うべきであると結論が見えます。

MS-Japan
より

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