ある金融業者のオフィスの話。
役員はランチで外出をしません。ランチタイムに緊急案件が発生したときに決裁にタイムラグが発生し儲け損なうリスクをオーナーが嫌うからです。
一方、従業員が業務するオフィスには、監視カメラが常時稼動していて従業員の動きをモニターしています。従業員に一定時間動きがないと、仕事をしていないとシステムがアラームを発するそうです。このシステムを開発したソフトウェア会社の営業マンが教えてくれました。
従業員はこの監視カメラから身を守るために、アイドルタイムが発生した場合は手や頭をランダムに動かして書類を見たりキーボードを叩いたりして仕事をしているふりをするそうです。
水槽の金魚と同じです、底に沈んで動きが悪くなると飼い主は隔離して薬浴や塩浴をして活性化を図ります。隔離を嫌うなら、定期的にヒレを動かし泳ぎ回り飼い主に健在をアピールしなければいけません。