201904-117 :夜店の思い出

夜店

昨日ようやく最後のパーツのSDカードをいれて完成したRobi2ですが、電源をいれたら左腕がうごきませんでした。左腕だけが全く動かないのを見た時、祖父を思い出しました。祖父は家業をたたんだ後、横浜に夜逃げ同然で流れてきて東電に勤めました。仕事中の事故で片腕を失いました。不自由な体で、3歳の孫を背負い、近所の無量寺の夜店で絵本を買いました。祖母が隣にいたかは記憶にありません。このシーンだけを覚えています。その不自由な片腕とRobi2の全く反応しない左腕がダブりました。
人型ロボットに魂を感じたわけではなく、遠い昔のなつかしい出来事を思い出すトリガーになったというわけです。ロボットはいいですね、調整・修理すれば本来の機能が復活します。今回はターミタルからはずれたケーブルを押し込んだだけで正常稼働となりました。

祖父は片腕ですみましたが、先の東日本の人災では多くの方が腕一本より大切なものを失っています。被災者の方々には、自分なりに気持ちは理解できます、あらためてお見舞い申しあげます。

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