201904-118:桜吹雪を嫌うひと

桜が満開で、花見に絶好な週末を迎えました。
今日明日の桜がある首都圏の観光地は書き入れ時です。この時期、大きなホテルの庭園では夏のビアガーデンのバーベキュー台を持ち出して、桜の木の下に並べてバーベキューをやっています。

昔、ホテルマンだった頃、3年ほど鉄板焼きのレストランでサービスをしていました。一度だけですが、おもしろいことがありました。ファミリー客がテラスの焼き台を囲んで会食中、鉄板の上に桜の花びらが舞い降りてきました。そこで、奥さまが「汚い」といいました。それに対してご主人が「これが風流というもの」とキレイ好きかもしれない奥さまに教育的指導をしていました。サービススタッフとしては、ノーコメントで和牛を焼いていました。

まだレッドチャイナから飛んでくるPM2.5や、大気汚染、東電の放射性物質の拡散などがない時代でした。桜吹雪に有害物質が含まれているという心配は全くない、古き良き時代、ボーセジュールを楽しむことができた頃の小話です。

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