201903-107:土地神話の崩壊が近そうです

土地神話

ポタリングで住宅街を通り抜けるとき、販売中の建売住宅をよく目にします。
1週間前にあった戸建てが更地になり、しばらくすると建売住宅が建ちます。最近は3800万円台が相場のようです。2週間もたつと売れています。独居老人とか空家が増えているとか社会問題になっている中で、サンチーのような家を売るスーパーセールスパーソンが健在なのか、まだまだ建てれば売れる環境なのか、わかりません。

マイカー・マイホームのマイカー神話はすでに崩壊しています。若者の車所有が必須でなくなっています。もう一つのマイホーム・土地神話はまだまだ崩壊していないようです。
20年前までは、借家住まいから持ち家になったことで、取引先から信頼されるようになったという住宅購入者の声が聞こえていました。
昨今、取引先のカウンターパートナーが換金性の低い高額不動産を買ったと聞けば、不安になりそうです。商売繁盛でキャッシュで土地建物を取得したということなら、問題なさそうですが、それでも日頃の商いに無縁の不動産取得は、本業の儲けを吐き出してキャッシュフローに影響を与えます。さらに、30年ローンとなれば言語道断です、この先30年事業継続が可能かどうか、勤め人なら倒産・リストラに遭わずにローンを払い続けていけるかどうかネガティブな条件がたくさんあります。
この秋の消費税増税や東日本大震災に続く天下大乱で土地神話崩壊が見える化となりそうな気がします。

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