年収数億円の有名人が自己破産するニュースがたびたび流れます。
センテンススプリングは浮気やドラッグのスクープで販売部数を確保していますが、支出が収入を上回りはじめて自己破産にまっしぐらの芸能人のネタにはあまり興味がなさそうです。
ゴシップは公序良俗違反ですが民事の範囲内で刑法に触れることはあまりありませんので、庶民の娯楽として提供している限りカネになります。でも豪邸に住んで贅沢三昧の勝ち組芸能人の先行き不透明感を煽るのは、庶民の夢やスターへの憧れを壊します。読者は近未来のネガティブなコンテンツは嫌いです。
ブレークした芸人が下積み時代と同じ生活レベルを維持していると、カネを貯めているとか、ケチだとかバラエティ番組で貯蓄が苦手な芸人仲間にいじられます。いつまで稼げるかわからない芸人が、風向きが変わっても生き延びる原資を蓄えるのは極めて合理的で堅実な選択です。でも、夢を売る職業ですから、成功したらそれなりのパフォーマンスを公開しないといけません。一般ピープルは芸人の資産を増やすために木戸銭を払っているわけではありませんから。
庶民は少子高齢化、消費税増税、年金支給不安のなかで安心・安全な暮らしをするためには「収入>支出」が鉄則です。