金言−750:熟練の得意技

「時間がかかる」とか「時が解決する」とかいって問題処理をしようとする手法が
あります。
格下の案件が格上にとって快適でない場合、この処理手法を使うと、結局棚上げと
なり時間の経過とともに問題解決の価値が希薄になっていきます。これは、70年代
に「なし崩し的○○」と赤線Zの先輩たちが嫌った当時の大学当局の案件処理の手
口と同じです。
また、弱者同士で問題解決をはかるときは、能力不足つまり「人モノカネ」が解決
するために必要な水準に達していないため、残念ながら結果として放置状態になり
ます。
後期高齢者となると、現役時代のワンショットライターが老化で湿ったマッチに変
態し、なかなか問題解決作業開始となりません。そのうち、案件そのものを忘れて
しまうかもしれません。
これは悪いことばかりとは限りません。いわゆる魔がさすという取り返しがつかな
い意思決定をしてしまうリスクが軽減される効能があります。
何か重大な決断をするときに、一歩さがって再考するという困難な手順を踏むこと
なく、ぼけっとしているうちに時間が経過します。もし悪意の第三者が介在する案
件なら、時間がかかることを嫌うこの類の悪い人たちは、待ち切れずに手を引くか
もしれません。
悪い人たちにとっても、時間の経過にともなって、悪さの見返りが目減りしていく
からです。
これは、のろまなふりをする年寄りの熟練の得意技のひとつです。残り時間を贅沢
につかっています。

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