金言-101:観風

1)オーナー:IT系ビジネスコンサルタント

2)観風とは

単なる観光ではなく、風を観ることです。風とは、風土記の風です。異国の地を訪れ、文化、風俗習慣、市民生活に実際に触れることで違いを発見する旅を観風ツアーといいます。都市と農村で目を見張る落差のある中国、いまこの国は、日本が経験済みの高度経済成長に向けた国家的なイベント、五輪と万博を目前にしています。この数年で大きく変わるのは、アジアではこの国でしょう。この歴史の節目をアリーナ席で体感したいものです。

3)まだ間に合います。

東アジア経済圏が注目されはじめているそうです。この経済圏でもっとも使われている言葉は、1国で13億の人口を有する中国語です。東アジアでは、英語を除いて、中国語が共通語になるとしたら日本は他の少数民族より有利な条件があります。発音は別として、この漢字を日本は輸入して公用語として1500年以上使っているのですから。個人のレベルでは、中国語のカラオケを1曲ぐらいは、レパートリーに加えるところから、東アジア経済圏に参入したらいかがでしょうか。

◆あとがき

「紅葉狩り」の「狩り」は、様々な色が見られる紅葉を追って、野山をあちらこちらへと分け入る、そんな情景からきたといわれているそうです。「春は爛漫の桜に酔いしれ、秋は紅葉の華やかさに心奪われる。桜は散るからこそ、紅葉は束の間の華やぎだからこそ美しい」という、日本人の美学はまだ残っています。中国の朱色のなかに、日の丸は溶け込むのではなく、まぎれこんで、とりあえず生き延びることをそろそろ本気で考えましょう。

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