金言-1062:オンラインショップの返品システム

通信販売の商品は時々ハズレがあります。運が悪かったと諦める場合が多いですが、アマゾンは淡々と迅速に返品、返金の処理をしてくれます。
返品理由を記入すると、翌日の宅配便で引き取ってくれます。配送伝票は不要で箱に戻して手渡しで返品が完了します。2〜3日後には返金処理の連絡が届きます。
オンラインで試しに買ってみるという買い方はしませんので、商品説明どおり機能しないモノは返品します。

一方、販売を委託した業者にとっては厳しい商いです。販売委託したモノが問答無用で戻ってきます。ユーザの勘違いで、モノには不具合がないとわかった場合は再梱包してまた販売委託をすればいいだけかもしれません。ユーザが勘違いするような商品説明をする製造業者にも反省の余地がありそうです。

消費者としては、期待はずれのモノが返品できて返金されるというシステムが信頼できるというのはありがたいことです。

昔、深圳で製造した商品を輸入して日本市場で販売する仕事をしていました。
当時は店舗に出荷した商品は売れ残ると返品されました。もちろん不良品は返品です。品質に問題ない季節商品の売れ残りの返品を断ると次のシーズンの商品は棚に並ばないので「ノーリターン」システムは成立しませんでした。3個売って2個返品なら1個分の儲けで商いが持続できる値段で売れればいいわけです。

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