パワハラ・セクハラ

19年間日産を支配した経営者は、巨額の所得隠しをして御用になりましたが、パワハラやセクハラの内部告発はまだでていないようです。所得の次は、不適切な経費の使い方、そしてパワハラ・セクハラと一連の粗相が明るみにでてきます。フランス人ですからセクハラがでそうです。
外資に勤めていた頃は、今話題になっている様々なハラスメントは日常茶飯事で給料に含まれているという暗黙の了解があり、織り込み済みでした。嫌ならやめればいいし、仕事で結果をだせば被害者から加害者に成り得る立場に変わります。ドイツ系上司はパワハラ、ラテン系上司はセクハラと相場が決まっていました。
事務担当や秘書は、自分たちの4~5倍の年収をもらっているボスに収入の格差について不満を口にしません。拘束時間が同じでも、一定時間当たりの利益貢献度が違います。事務担当はコストセンターでボスはポロフィットセンターですから。そして、我が国の国家公務員と大臣の関係と同じように、ボスはミスをすれば首になるが自分たち事務担当は安泰だと勘違いしていました。その勘違いのおかげで、パワハラやセクハラが甘受されていたような気がします。
でも実際は、民主党から共和党に大統領が代われば、ホワイトハウスの職員が総入れ替えになるように、私企業でもボスが変われば秘書も事務担当も入れ替えます。

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