202103-137:1984 防犯カメラ

「1984」という小説に登場するBIG BROTHERという言葉を覚えていますか。確か、「BIG BROTHERはいつもあなたを見ている」というフレーズがありました。プライバシーの保護と防犯、はかりにかけることもないと思いますが、昨今防犯カメラはすっかり定着しました。
刑事ドラマではパソコンをたたいて町中の監視カメラをハッキングして容疑者を追いかけます。このシーンはいまでは定番になっています、きっと現実のことなのでしょう。

早朝ポタリングで戸建て住宅街を走る抜けるとき、築浅の物件では監視カメラ稼働中というステッカーをよく見ます。防犯対策として、ステッカーだけとか、ダミーのカメラとかもありそうです。おまけに接近すると防犯ライトが点灯してアラームが鳴る住宅もあります。昔ながらの犬もいます。犬は自転車のヘッドライトに反応して騒ぎます。すぐには止まないので近所迷惑かと思いますが、不法侵入の抑止効果はありそうです。
車にもカメラがついています。煽り運転対策、事故の際の証拠、いたずら・窃盗の防止に有効です。

ところが、このビデオカメラに記録されるのは犯罪者より一般市民の方が圧倒的に多いのです。防犯カメラは国民監視カメラの機能を持つことになります。だれもが納得するような状況の中で、世の中が変わったような気がします。

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