金言-1174:ため息に対抗

昔々悪い上司がいました
この人は領収書の末尾に0を書き加えて交通費や会議費の精算をしていました
経理係は領収書を裏返して数字の筆圧の違いに気がついていましたが指摘すると返り討ちに合いますので黙秘です
この悪い人はよくため息をついていました パワハラ被害者の部下は「儲け損なったこと 騙し損なったことのため息」と思っていました
現在この人は年金生活で悠々自適でしょうが 年金の額に0を足すことはできないのでため息はもうでないかもしれません

この人のように悪いことはしてきていませんが自分なりのため息はあります
あのときもう少しうまく処理できなかったかとか 思い出したくない過去のひとこまとか ふと半世紀も昔の失敗事例が浮かんでは消えていきます ため息の原材料です
過去は書き換えることはできないので思い出さなければいいのですが そういう件に限って頻繁に登場します 追い払ってもまたすぐ寄ってくる野良鳩のようなものです

そこでため息に対抗
思い出したくない失敗事例を思い出した都度 テキストにして可視化することにしました ウォーキングやポタリングの際は忘れないように録音し後で文字起こしします
ビギナーズラックかもしれませんが文字に残す準備をしたらなかなかコンテンツが浮かんできません 
有事に備えて減災用品や食料の備蓄をしているうちは天災がなかなか発生しないように 悪さを牽制し対抗している間は魑魅魍魎も出控えているのかもしれません

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