金言−697:コレクションを楽しむ余裕

今から5年前のことです。
一念発起して、いわゆるカネで買えない思い出の品・記念品の類を処分しました。
いわゆる「断捨離」でしょうか、晩年の父にならいモノを捨てました。以来、一つ
買ったら一つ捨てるよう心掛けています。
「断捨離」の考え方のひとつに思い出はモノにあるのではなく、心の中にあるとい
います。モノは捨てても記憶の中にある思い出は失われることはないと、「換金で
きない」モノの廃棄を手伝ってくれました。もちろん、モノがないと思いだすこと
もなく忘れてしまうかもしれません。でもこのリスクは、存亡にかかわるような重
大なものではありません。
時々、倉庫を借りてコレクションをため込んでいる人たちがテレビに登場します。
コレクションを取得するために多額の出費をしているといいます。
コレクターの皆さんには共通する特徴があるようです。まず、モノを精力的に収集
し、楽しんでいるコレクターは、皆さん元気そうです。精神を病んでいる人もいな
ければ健康を損なっている人もいないような感じがします。皆さん、コレクション
にかけた費用の元がとれるだけ、この先しっかりと楽しむ時間がありそうにお見受
けしました。
世の中先行き不透明では、コレクションを楽しむ余裕がありませんし、天下大乱で
は先行投資や有事の備えとして収集・維持するにはリスクが高いでしょうから。

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