金言−691:経年劣化のおかげ

2015年もあっという間に最初の月の最終週を迎えました。
経年劣化のおかげで、昨今は頭で考えたことが即時に行動に移行できなくなりまし
た。パーキンソン病の症状では、歩こうと脳が指令をだしてから足が動くまでに時
間がかかる無動とか寡動とかいうのがあります。
この症状に少し似ています。一時的な感情の高揚に煽られると、してはいけないこ
と・やってはいけないこと・やったら後悔することをやってしまうことがあります
。事後に、魔が差したと言い訳する衝動的な行為です。
この衝動が行動に移されるのに、以前より時間がかかるようになったおかげで、何
回かは思いとどまることができるようになりました。目の前にあるグラスを、怒り
のはけ口として叩き割るというようなガス抜きをしないですむようになりました。
かっとするような事象に対して、深呼吸して10ほど数えるうちに平常心に戻れるよ
うになりました。
ワンショットライターからマッチに変わり、点火に時間がかかるようになったため
、冷静に目の前の事に対応する余裕ができたような感じです。
仲間から「老いたね」といわれるでしょうが、結果良しが増えました。

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