金言−370:君子豹変

実体経済の悪化がより深刻さを増している昨今、わが国の指導者は政局より政策、
選挙より景気対策といい続けています。支持率は下げ止まらず、しかし森内閣解散
時の倍はまだあるということで、麻生内閣は実体経済ほど悪くはないようです。
「君子豹変、小人革面」の故事にあるとおり、立派な指導者は誤りに気がついたら
すばやく行動パターンを転換するはずです。経済指標は政治の誤りにシグナルを出
しています、それに政治が応えることで景気が回復されていきます。したがって、
もう一度日経平均株価7000円割れの警鐘があるかもしれません。

一方、朝令暮改という四文字熟語もあります。株屋さんのコメントがこれに近いと
いつも感じています。株価は底を打ったと叫んだ翌日、実体経済の悪化でさらに下
値を探る展開を予想するなどと対岸の火事のようにコメントします。

最近、この豹変する株屋さんの後講釈を、許してやろうという気になりました。立
派な株屋さんは、毎日刻々と変化する環境の下で、その時その時の最新の材料を基
にして判断しているといいます。ですから、状況が変われば、前の判断に影響され
ることなく、新しい環境を分析し判断し、予想を変えていくわけです。経済評論家
の現状分析は環境変化に連動して豹変するほうが好ましいので、これは「朝令暮改
」というよりは「君子豹変」と理解してやったほうが精神衛生上よろしいのではな
いでしょうか。

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