金言−803:下剋上受験

「下剋上受験」というドラマの最終回を見ました。
中卒の両親と子供が、塾に行かず父と子が一緒に受験勉強をして、見事有名私立中
学入学を果たすハッピーエンドのホームドラマです。
初回と最終回を見ました。
初回で気が滅入って、毎週録画予約リストから外しました。
賢いイメージの役者がおバカな役を演じるドラマは、嫌いです。
役者でも芸人でも一芸に秀でた人はおバカであるはずがないと自分なりに確信して
います。ヘキサゴンというクイズ番組からおバカキャラが大嫌いになりました。
意図的に受けを狙って考えられないようなまぬけな回答をする頭のよいタレントに
は、ばかにされているような気がして、不愉快です。娯楽として楽しめません。
思えば、最初で最後になってもらいたいと今でも願う、キャッシュフローに大変悩
まされている時期でした。小人ですから、カネに余裕がないときは気持ちにも余裕
がなくなります。賢い人が愚かなふりをするのは愚かな自分の許容範囲を超えてい
ます。
というこだわりもあって、このドラマは初回途中で見限りました。
団塊の世代で、大学受験を経験した一人として両親が中卒というのは想定外です。
家庭の事情とか健康上の理由とかあるのでしょうが、理解の範囲を超えています。
最終回放送の夜は、他に用もなかったので見ました。
父と子の受験勉強の結末に興味があり見ました。
意外な展開に大変感動しました。泣けました。
身につまされる場面もいくつかあり、よくできたシナリオでした。

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