202409-127:盛者必衰の理

ITバブル期に上場を目指したあるソフトウェア会社はまず投資家にウケの良い社名に変更しました その際に創業者はお抱え姓名判断士に新社名案を占ってもらうよう上場準備室に指示しました
鑑定結果は創業者を十分に満足させるものでした 当然ながらみごと上場を果たし初値も持株会の取得価格を大きく上回りました
鑑定士のことを準備室メンバーは占い師とよびました 新社名の鑑定依頼で占い師に会ったメンバーはおまけで姓名判断をしてもらいました 占いでは晩年運気は下がるとでました

会社は20年後にM&Aで51%超の株主が代わり社名が変わりました おまけで個人の分を占ってもらった従業員は上場後にスピンアウトし起業しました そして現在は年金生活です 晩年に運気が下がるという占いも当たりました 現役と年金生活を比べるまでもなく晩年運気が下がるのは当然です
上場前後の良運のうちにしっかり蓄えて晩年に備えることを占い師は教えてくれたものと読み替えます 盛者必衰の理です

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