金言−339:クルマ離れ

2008年5月16日付けの日経新聞によると、国内を走る自動車の数が減少に転じたそうで
す。3ヶ月連続前年割れになり、先進主要国で減少に転じるのは日本が初めてとな
る可能性もあるといいます。原因としては、少子高齢化で若年人口の減少と原油高
・環境問題・都市部の交通網の発達などでクルマ離れに歯止めがかからない状況に
なっているとのこと。

元気な若者は交通手段をクルマから自転車にシフトしているかもしれません。また
、高騰するガソリン代、駐車場、維持費などの支出を減らし、かわりに携帯電話関
連の支出を増やしているのではないかと想像します。クルマが若者のコミュニケー
ションツールであった頃は、若者は高級車保有のためには、衣食住を犠牲してもか
まわないと考えました。現在は、クルマで繁華街に繰り出して出会いの場を求める
トレンドは下火になりました。駐車違反、酒気帯びなどの規制が厳しくなり、さら
にガソリンが高騰し、都市部でクルマを保有するメリットが減少しています。

欧米諸国では、健康増進をはかり医療費を削減する目的で、自転車利用を促進して
います。また、ロンドンでは、バスや地下鉄で自爆テロが続いたため、巻き添えを
恐れて通勤に自転車を使う市民が増えているそうです。もちろん環境保護・省資源
の立場から移動手段をクルマから自転車にシフトしていく動きもあります。

都市部では2KM以内の移動にクルマを使うケースが大半であるという話を聞くと
、ますますクルマをやめて自転車を使おうという気持ちになってきます。経験則か
ら、腹筋を鍛えると自転車の巡航速度が上がり、坂道の登りが楽になります。

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