202112-749:御恩と奉公 

確か武家社会の基本は「御恩と奉公」だと日本史の授業で教わった覚えがあります。鎌倉時代の崩壊は元寇の後、家臣には領地というインセンティブ無し、奉公しても御恩の見返りがなかったために北条政権が崩壊したと習いました。

15年お世話になった会社の上司に30年以上欠かさず誕生日のお祝いを届けています。これは在職中に直属上司から受けた教育的指導のおかげで、その後の勤め人稼業で比較的優位性を保つことができた御恩に対する奉公みたいなものと考えています。

年金生活で身の丈に合わせた暮らしができるのは、毎月返済に窮するような負債を一度も抱えたことがないからで、これは祖父母や父母の躾のおかげです。
結局、両親には借りを返すことはできませんでしたが、その分上司には本人の想定以上に恩を感じて返しているつもりです。年に一回では30回でもまだまだ足りないかもしれません。直接世話になった人には感謝するというのでは、30歳のカップルと同じですが。

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