202107-390:やっぱり販売のトヨタ

販売のトヨタ、技術の日産と呼ばれ日産が業界2位の時代がありました。
ゴーン下で日産は日本ブランドではなくなり、技術の優位性は消滅しました。
ところが常勝トヨタは、コロナ禍でも一番です。
感染拡大を多くの消費者が心配していることを損得で勘定すれば、東京2020の宣伝広告費は捨て銭になっても、ブランドイメージを守ることで損した分を取り戻すことが可能です。消費者はコーラを嫌いになってもトヨタ車は嫌いになりません。
それにこれから感染者が爆発的に増大し、アスリートも感染し、ゲームが成り立たなくなり途中で取りやめになったときに、空気を読まずに五輪版CMを流している企業は世界中からひんしゅくを買うことになります。
後講釈師は、危機管理が甘いとか私企業の利益優先とか感染拡大に加担したとかコメントし、スポンサー企業はあることないこと誹謗中傷のターゲットになります。
他企業より先にリスクヘッジして、泥舟から降りるという宣伝効果はかなりのものになり、五輪がどうなろうとトヨタの販売力は不滅です。

ところが今大会のスポンサー企業は東京五輪開催に複雑な表情を見せている。次々と開会式への出席を拒否している。19日にはトヨタ自動車の豊田章男社長が開会式不参加を宣言し、続いて日本電信電話株式会社(NTT)や日本電気株式会社(NEC)のほか、電子機器メーカーの富士通も幹部の不参加を決めた。日本航空(JAL)も事実上不参加側に傾いている。トヨタ自動車は五輪期間中、五輪に関連する日本国内のテレビ広告も保留することにした。
スポンサーまで関心のない五輪となったが、五輪関係者の間で新型コロナ感染者が続出するなら、急きょ大会が中断される可能性もある。

東京五輪、開幕後に中止?…前代未聞の事態になる可能性高まる

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