201910-337:「だらしない、うっかり」は賢い言い訳

税務署

元マルサの税理士がトークショーでいっていました。
故意の違法行為ではなく、だらしない性格とかうっかりミスとかいう言い訳は、罪を逃れるには大変有効な言い訳とのことでした。3年も確定申告をしていないとは恐れ入りました。

弊社は法人設立して最初の3年間は税理士、社会保険労務士、行政書士の先生方に手数料を払って各種の届け出、申告、納税をしました。代理人による各種の手続きは国家資格を持つ専門家でなければできませんが、法人の本人として申告する場合は国家資格を問われないことを知りました。そこで、トラフィックも少ないので、代理人を介さず本人申告とすることにしました。確定申告はいまではインターネットでできますが、それまでは役所をまわって届け出・納税と1日仕事でした。申告書類はアプリのおかげで税理士を介さず作成できます。それでも、毎年、年度末から3ヶ月の期限内申告がプレッシャーでした。
チューリップの芸人みたいな楽観的な気分を味わうことはできません。だらしないとかうっかりとかいって、プレッシャーを肩透かしできるほど肝がすわっていません。
初めて代理人無しで申告書類を作成した年は、引っ越しで体力消耗、経理処理で神経疲労、免疫力低下で、ヘルペスウイルス感染。顔半分に発症し、完治するのに6カ月かかりました。そういうことで、今回の吉本芸人の納税に関する粗相は、もし自分の支配下の案件なら即日成敗、腹を切れとなります。

吉本はお咎めなしの裁きでした。

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