202103-111:雇用なき景気回復

ビフォアコロナ時代、セミナーで聞いた小話を紹介します。
意欲と責任感と使命感の違いについてです。
意欲:自分のために自分ががんばる気持ち。
責任感:人のために、自分の役割としてやる気持ち。
使命感:自分の意思で、世のため人のためにやる気持ち。
リーダーはこういう気持ちを持っていなければいけないそうです。
また、現在の日本の不況を、タイタニック号の乗客にたとえていました。
船室にいる乗客は、窓から氷河を見ているのですが、景色として見ているようで、まさか自分の船がこれから沈むとは思っていないのです。

一方、コロナ禍では、タイタニック号の乗客は沈没しそうな雰囲気を感じています。大企業は業績が半分になれば従業員も半分減らします。業務をダウンサイジングして余剰人員を削減すれば減収増益も可能です。小さな組織はそもそもミニマムサイズなので、業績が激減すると組織は消滅に追い込まれます。

アフターコロナでは、AIが人手不足を解消しテレワークが一般化すると、スーツも革靴も買わない、公共交通機関も使わない、大人数で居酒屋に行かない、社員旅行も運動会もしないとなります。大企業でも斜陽産業になれば寿命がつきます。
景気回復は間違いないとしても、ビフォアコロナ時代の雇用が復活するわけではなさそうです。

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