金言-1:マーケットシェア

1)オーナー(発言者):
車のセールスマン。
日産プリンスが「GTR」、「愛のスカイライン」、「ケンメリ」とトヨタとそれ
ほどの差がなかった頃、新車のトップセールスマンと呼ばれた人たちは、後に一世
風靡した証券マンと同じような暮らしをしていました。
その頃の話です。

2)事例:
☆N社の社員。
取引先、業者が来社するときは、N社の車で来るように指導。ライバル社の車で乗
りつけるような業者は出入り禁止にする。
N社の車でショールームに来店する見込み客は、歓迎する。

☆T社の社員。
ライバル社の車で、来社する業者やショールームに乗りつける見込客を歓迎する。
他社の車を使っている取引先は、次回はT社の車に乗り換えてもらう。同様に個人
客も次のマイカーはT社にしてもらえるよう、営業をかける。

☆飲茶レストランを経営している元ホテル宴会販売のトップセールスマン。
現役時代には顧客のところへ行くときは、そこの製品をかならず身につけ、ライバ
ル社の製品が相手の目に触れないよう気を使っていた。化粧品の社長就任パーティ
ーのセールスの際には、そこのコロンをつけ、香りに気を配った。

3)石を磨く
T社のセールスマンは、自社の車に乗っているオーナーが、つぎの買換えで自社の
車を再び選んでくれてもマーケットシェアは変わらない。しかし、他社から乗り換
えてくれれば、マーケットシェアが増える。したがって乗り換えを優遇し、1台1
台と市場占有率を高めていった。

また、サービス業のトップセールマンのヨイショは、年配の経営者を喜ばすようだ
。カバン持ちがいつのまにか、一芸に秀でた太鼓持ちとなる。普段、部下には低い
声で馬鹿にしたような態度をとるカバン持ちが、社長に声をかけられると態度が豹
変する。一オクターブ高い声で、「それはいいですね、ぜひやりましょう。」と、
もちあげる。トップの加齢と共にこのような輩が、幹部の椅子を占有していく。

一方、ヨイショがきかない人もいる。
会社の廊下やエレベーターホールに落ちている、ほんの小さな紙くずを見つけると
そっと拾って自分のポケットにしまい、後でゴミ箱に捨てる。こういうことをする
経営者を何人も目撃してきた。(部下がそのゴミに近いところにいたら、その部下
には将来がないかもしれない)

今いる会社の将来性に期待し、また現在の待遇にも満足している人はぜひ、ご自分
の会社のパブリックスペースに時々落ちている小さなゴミに気をつけてほしい。
そっと拾ってポケットにしまう。(ゴミ箱が近くにあれば捨てることができるが)

ひところ「小さな親切運動」なるものが話題になったが、昨今の言葉で言い換えれ
ば、「ISO14000」の個人版のようなものだ。

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